『幽玄音楽劇 ロミオとヂュリエット』山梨県小菅村公演
作/ウイリアム・シェイクスピア 訳/坪内逍遥
構成・演出/中込遊里 音楽/五十部裕明

演出挨拶
小菅村のみなさま、お初にお目にかかります。鮭スペアレと申します。劇団では、設立10周年の節目に昨年11月から本作品を一年かけてあらゆる地域にて上演しています。岩手県一関市・横浜市を経て、ご縁あり、小菅村にて上演することが叶いました。
「ロミオとヂュリエット」は、400年以上前に書かれた少年少女の有名な悲恋の物語です。本作品では、ジュリエットに焦点を絞り、自死した後のジュリエットの記憶の物語として独自に構成しました。また、約100年前に翻訳された坪内逍遥訳を用い、日本語の原点と西洋の古典の融合を目指しました。
一人の恋人のために命を捨てる力はどこから来るものなのでしょうか。仮死状態になり葬られることも、命を捨てることも厭わないジュリエットの覚悟を想います。それは、時代・場所問わず、誰もが秘める力なのでしょうか。
5月中、毎週末ごとに神社をお借りして稽古を積んで参りました。このような素敵な舞台をお借りすることができて、大変有難く思っております。小菅村のみなさまには大変お世話になり、今後の活動の励みとなります。未熟な若手の私どもですが、精一杯演じさせて頂きますので、どうかお楽しみ頂ければ幸いです。
鮭スペアレ 主宰/演出 中込遊里
公演情報
日時
2015年6月6日
場所
箭弓神社
構成・演出
中込遊里
音楽
五十部裕明
出演
ヂュリエット/清水いつ鹿
ロミオ/林みなみ
マイ(踊)/石和田尚子
ウタイ(声)/彼ノ矢恵美・中込遊里
ヴィオラ/久保山有造
ヴァイオリン/寺田彩乃
チェロ/五十部裕明
三味線/飛山真利子
スタッフ
演出助手/角智恵子・斎藤美佳
照明/南香織
美術/北山聖子・樋口真惟子
衣装/服部瑠美
宣伝美術/有布
写真撮影/木村護
クレジット
主催/鮭スペアレ(SYAKE-SPEARE)
協力/小菅村教育委員会 NPO法人自然文化誌研究会