2019年の話を始める前に・・・2018年作品紹介「冬物語」
マスクをつけている人たちが街中に目立ち始めましたね・・・。秋を感じられる時期が年々減っているような気がします。
まもなく季節は冬。
今日は、2018年に取り上げた作品の中から、「冬物語」をご紹介しましょう。

(撮影:木村護)
舞台はシチリア(ほぼ現在のイタリア。シリチア島からイタリア半島南部にかけて、かつてあった王国)。
国王のリオンティーズは王妃・ハーマイオニと隣国の国王の浮気を疑います。
怒りに駆られたリオンティーズは、妊娠中であった王妃を投獄し、獄中で生まれた娘すらも国外に捨ててくるように命じます。

(撮影:出演者の学生)
その後、幼い王子が亡くなり、王妃もそのショックの為に倒れ亡くなったと知らせを受けて、ようやく我に返ったリオンティーズ。
一人、16年もの歳月を過ごした彼は、実は生きていた娘と共に王妃に生き写しの彫像があるという場所を訪れるのです。
たちかわシェイクスピアプロジェクト2018では、
16年の時を経て、王家の王・王妃・王女が再会するシーンを取り上げました。

GWの公演では、4人で演じたシーンでしたが、
7月公演では前シーンの場面転換からの流れで全員出演のシーンに。

(以上2枚 撮影:bozzo)
悲劇、喜劇が有名で数多く存在しているシェイクスピア作品において、
珍しい「ロマンス劇」です。

(撮影:木村護)
稽古場でも、外からの虫の鳴き声だけではなく、ペンで文字を書く僅かな音が聞こえてくるくらい、
全身を耳のようにして集中して静けさに取り組むだけに、1回通すだけで全員疲労感たっぷりという具合・・・!
このシーンは、劇場で照明が加わったことで、顔つきが随分変わった学生が多かったように思います。

(撮影:出演者の学生)
さて!
来年に向けたお知らせ、近いうちに発表できるものがちょっとありそうですよ!(ちょこちょこ準備中です!)
そちらも、どうぞご期待下さい!
※写真の下に撮影者の名前が記載されていない写真は、講師が撮影、または参加した演劇部の顧問の先生方が撮影してくださったものです。
※写真はすべて、たちかわシェイクスピアプロジェクト2018時のものです。