今年は2都市公演! TSP2019スタートです!!
学校や部活の枠から飛び出し、
月1回のワークショップと集中ワークショップを経て、
7ヶ月かけて演劇を創作する、「たちかわシェイクスピアプロジェクト」。
2019年の7ヶ月間が、遂にスタートしました。
1月は年度末でもあり、昨年7月に共に創作した学生たちなので(そして同じ学校の面々は部活でも日ごろ顔を合わせているので)、
序盤からリラックスし、すんなりとワークショップに向かっていく彼ら。
軽くゲームをしてから、3チームに分かれます。
各自、自宅から1つ持ち寄ってもらった野菜や果物を取り出し、まずは「観察」のワークです。
5分間、一人一人集中して観察を終えた後、それが一体どんなものであるかをグループごとに仲間に伝え合います。
日ごろ見慣れた食べ物でも、5分間も凝視することはないでしょう。
当たり前に知っていると思っていたものをどう伝えるか。
観察し、それを相手に伝えながら、
より綿密に、そのモノを知り、出会っていきます。
そして、身体を使うメニューへ。全員で同じ空間を他者を感じながら歩きます。
モノを観察することも、ただ歩くワークも、
自分のことだけに囚われていては出来ないワークです。
歩くスピードを変え、歩ける空間の大きさも小さくしたり大きくしたりしながら、
周りの人とぶつかることなく歩き続けます。
そして、シェイクスピアの作品群の中から抜粋した5つのセリフを彼らに紹介。
今日のワークショップに際して講師たちが抜き出したものです。
今回は「ロミオとジュリエット」「マクベス」「ヴェニスの商人」「リア王」より。
各チームで1つセリフを選んでもらい、それを基に話し合って1シーン創作してもらいます。
そのセリフから着想したものであれば、そのセリフを発さずとも構いません。
1時間かけて創作し、中間発表。
全員で各チームの発表を見合い、フィードバックを経て、再創作。
そして最後にもう一度発表。
Aチームは「ヴェニスの商人」のセリフ、
Bチームは「マクベス」のセリフ、
Cチームは「ロミオとジュリエット」のセリフをチョイス。
其々に1回目の発表と2回目の発表で確実に変化が見られる発表。
昨年の積み上げを感じるワークショプでした。
2018年の年間テーマ・キャッチコピーは、「ほんとは、まだしらない」。
知ったつもりにならず、たゆまぬ思考と挑戦をしてきました。
2019年に掲げたのは、「むだ騒ぎ」です。
今後も増えるだろう中高生の参加者たちと、パワフルに繊細に、そして無駄や失敗など恐れずに、
真正面から演劇と取っ組み合いをしていきたいと思います!
5月には立川、
そして7月には、プロジェクト史上初めて立川を飛び出し、
八王子で公演を行います!!
彼らのさらなる躍動にどうぞご期待下さい。
あたらしい演劇、仲間、自分に出会いたい多摩地域の中高生のみなさん!
私たちは貴方をいつでも待っています。
参加を考える中高生はこちらへ。