身体を見聞きする~TSP2月WS

TSP活動記録

2月16日。
単日参加してくれた学生を含め、23人の学生が参加。
高校2年生が部活動から引退している時期でもあり、この時期は人数が少なくなりがちです。

ですが、今年は個人参加をしてくれる勇気ある猛者が多く、活気あるWSとなりました。

講師の軽い自己紹介から、さっそくアイスブレイクへ。

我々が考えた質問に対して、
「はい」「いいえ」「ときどき」「わからない」の4択で自分が当てはまると思うゾーンに分かれます。
これは部内の仲間同士でも、意外な一面が分かる様子。

続きまして、
講師の1人 鮭スペアレ劇団員・宮川麻理子による身体・舞踏についての座学。

学生たちは、滅多に目にすることのないだろう舞踏家の名前を目にし、
そして彼らのパフォーマンスの映像を目撃し、

部屋が静まり返りました。笑

後に3チームに分かれてから、この座学で知ったことへ意見交換をそれぞれで行いましたが、
「白黒の映像だったからこそ想像が掻き立てられた」と、感じている学生が複数名いたことが印象的でした。
なんと柔軟な姿勢を持っているのでしょうか・・・!

座学を経て、「立つ」「歩く」メニューを行います。
日常動作ですが、普段以上に自分の身体への意識を持って「立つ」「歩く」ことに集中します。

これは、自分が行うことと同時に、人の身体を観察することも大変重要なメニューです。
自分の身体の動作には、無数の瞬間・流れがあることに気がつきます。
日々身体の状態は変わるので、続けるほどに面白いメニューだなと感じます。

続いてシーン創作。

講師たちが事前に選んだシェイクスピア作品の中のセリフから、各チーム1つを選抜し、
それを基に創作します。

Aチーム「オセロー」

Bチーム「夏の夜の夢」

Cチーム「じゃじゃ馬ならし」

そして、講師や他チームの学生からのフィードバック。

昨年も行った身体についての座学(内容は異なる)、良く行っているチーム毎のシーン創作ですが、
学生たちが難なく協調し、創作が大変スムーズに進むことが多いこと、
また、うまく進まない時にも、雰囲気が往々にしてポジティブであることには、いつも驚かされます。

フィードバックを経ての再創作発表では、
30分という短い時間で、確実な変化やブラッシュアップが各チームに見えました。
今回も充実の4時間。

3月にどんな変化が見られるか。楽しみでなりません。

*******

「たちかわシェイクスピアプロジェクト2019」は

1月から月1回のワークショップ、
5月の集中WSと立川公演、
6月7月の集中WSを経ての八王子公演を予定しています。

今年のテーマは”むだ騒ぎ”。

単日参加、前期だけ参加、遅刻早退も含めて、参加の仕方は個々相談に応じています。
少しでも興味のある多摩地域の中高生の皆さん、
ぜひ、一歩踏み出してご連絡ください!

シェイクスピアと演劇を通じて、同世代の仲間と共に、
楽しく、実りある”むだ騒ぎ”をしよう!

私たちは、いつでも貴方の参加を待っています。
詳細はこちら