GWワークショップ「いつかの、どこかの、ロミオとジュリエット」Day2
2021年5月2日(日)〜5月5日(水・祝)にかけて行われたワークショップ!
Day2も制作の野村がレポートしていきます◎
Day2 5月3日
【メニュー】
・ロミオとジュリエットを読んでみよう
・色々な演出を知ろう!
・音と音楽の違いって?
【座学】ロミオとジュリエットを読んでみよう!
Day2スタート!みんなが待ちに待っていた読み合わせです。

早坂さんがピックアップしてくださったシーンを読みました!
日常で使う言葉とは一味違う、難しい漢字や言い回しがちらほら…
にもかかわらず、つっかえることなく読み進めていく参加者のみなさん!さすがです👏
【座学】いろいろな演出を知ろう!
鮭スペアレ主宰・中込遊里による、演出紹介です!
4月に銕仙会能楽研修所で上演された「鮭スペアレ版・リチャード三世」。
しかしこのご時世、上演するにも感染対策は必須です。
やはり演出への影響もかなり大きかった様子。
そこで中込さんが講じた対策がズバリ…↓

まさかあれが感染対策が意図された演出だったのか!と驚くほど、世界観とストーリーに馴染んでおり、これぞまさにプロの技…と感動しました。
【座学&創作】音と音楽の違いって?
続いては、ゲスト講師・額田大志さんによるワークショップです!
まずは座学から。
演劇とは何か?音楽とは何か?演奏とは何か?
長く音楽を続けていらっしゃる額田さんならではの問いかけです。
それに対するみなさんのコメントがこちら↓
「お客さんがいて、その前にたてば演劇」
「伝えたい人が居て、受け取る人がいれば演劇になる」
「役や、その人個人が感情を動かすことで相手に伝えるという過程が演劇の要素」
「観客と役者がいるという要素が演劇」
「舞台に出ているだけで演劇と言えるのでは?」
※要約しています
皆さんが思う演劇ってなんですか?
休憩を挟み、次はみんなで演奏です!
出てきたのは蛍光ペンと電動歯ブラシ…

おもむろに出てきた蛍光ペンと歯ブラシ。一体何が始まるんだ…
額田さんが演奏したのは、クリスチャン・ウォルフ作曲の『スティックス』
曲名の通り、棒で演奏する楽曲です。
しかし皆さんが思い浮かべるような楽譜は存在しません!
演奏方法は至ってシンプル。叩いたり擦ったり。
フィーリングとイマジネーションで自由に演奏していいのです!
その後グループに分かれて創作を行い、発表をしました。
◉家族の会話をイメージした演奏
◉今思っていることを演奏
◉カエルの歌の復唱をモチーフに、4拍子をベースに自由に演奏
◉他の人に音で投げかけて音で掛け合いをする演奏
Zoomではノイズキャンセリング機能によって、どうしても大きい音にフォーカスが当てられます。1人の音しか聞こえない…なんてことも。
でも不思議なことに、聞こえなくても脳内で音が作られていく感覚がありました。叩く動きから、今鳴った!というのがなんとなくイメージできちゃいます。人体の不思議!

筆やペン、割り箸にドラムスティックなど、色々な「スティック」を使っての演奏でとても面白かったです!
「何を叩いている音だろう?」「あの音は何を表現しているんだろう?」
聞いている側も想像力をフルに使うアクティヴィティでした◎
次回はDay3!
いよいよ成果発表公演に向けた創作がはじまります…