【TSP2018】7/16 ワークショップ⑩『シーン、そして繋ぎ部分の稽古』
今週の振り返りレポートです。

(撮影:bozzo)

(撮影:木村護)

(撮影:木村護)
7月16日。
この日は、実際24日の本番での各シーンの繋ぎにあたる部分、
そして全員でダンスのように共通のムーヴメントを行う「ロミオとジュリエット」のシーンを主に稽古しました。
7月14日からの集中WSが始まる前に、公演全体のシーン構成、各戯曲から選んだシーンにメインで出演する出演者の振り分けを行い、私たちはWSに臨んでいました。

(撮影:出演者の学生)
けれども、今回のシーンではメインで出演するシーン以外にもほぼ全てのシーンに全出演者が出演します。
そして、最初の自己紹介のシーンで登場してきてから終演するまで、全出演者がほとんどハケる(=退場する)ことがありません。
そして、完全に暗転する(=舞台が真っ暗になる)こともありません。
つまり、各シーンの繋ぎにあたる部分も、立派なシーンなのです。

(撮影:木村護)

(撮影:木村護)

(撮影:木村護)

(撮影:木村護)
「ロミオとジュリエット」のシーンは、それ以前のシーンでメインを担当しなかった出演者それぞれに、有名なバルコニーでの告白のシーンから、セリフを選んでもらいました。

(撮影:bozzo)
自分でセリフを選ぶとなると、熱の込め方がまた異なるものになるような気がします。

(撮影:bozzo)

(撮影:bozzo)

(撮影:bozzo)
ひとりひとり、セリフをリレーのように、一つ一つのキャッチボールのように渡しあい、
そこから集団ロミオと集団ジュリエット(ロミオとジュリエットという1人ずつの人物を、今回の上演では、男性全員で1人のロミオを、女性全員で1人のジュリエットを演じるという意識で演じました)が互いに名前を呼び合いながら、互いを求めて創り、渡った道の果てで互いに出逢う。

(撮影:bozzo)
本番の上演では、そのような形で、熱量を感じさせるシーンとなりました。
それも、絶え間ないトライ&エラーを繰り返したからこそと思います。
「ロミオとジュリエット」は全体構成を担当する中込と講師の1人・片を中心に、学生たちと稽古場でとにかく試すことから生まれました。
グルーヴ感と等身大の集中力の伝わる、見ごたえのあるシーンでした。

(撮影:出演者の学生)
さて、いよいよ公演前最終盤!!!
7月21日~24日本番までの模様をお伝えします。乞うご期待!!!
※写真の下に撮影者の名前が記載されていない写真は、講師または参加した演劇部の顧問の先生方が撮影してくださったものです。