【TSP2018】7/21 最後の3日間①『シェイクスピア作品コーラス』
7月21日。
多くの学生たちが合流し、
いよいよ最も全員で呼吸を感じ合いながら創り上げていかなければならない、
作品後半部分の創作を行う、本日。
私たちのもとに、長大な1曲の楽曲が届きました・・・。
『シェイクスピア作品コーラス』。

(撮影:出演者の学生)
【自己紹介シーン】【夏の夜の夢】【ロミオとジュリエットその1】【マクベス】【ロミオとジュリエットその2】【十二夜】【冬物語】【ロミオとジュリエットその3】
そして最後の最後にくるシーンが、全員での【合唱】です。
このシーンは、まるで学校での式典時に行われる学生たちの合唱のように、
それこそ本物の学生たちに、この7ヶ月の本当のフィナーレでこれまでを思い出しながら合唱してもらおうと、
「彼らだからこそ、”今の”彼らだからこそ、やれるものは何か」と考え、構成したシーンでした。
正直、もしも同じことを大人がやっても、空々しくなる可能性は高いでしょう。
シェイクスピアのすべての戯曲タイトル(だけ)を歌詞にして、1曲の中に収めたこの曲。

(撮影:出演者の学生)
しかし、出来上がってちゃんと練習を始められたのは、本番3日前のこの日が初めてでした。
大人たちも一緒に歌いますが、ちょっとこの曲、難解です・・・!
限られた時間の中の、他のシーンも練習するためにさらに限られた時間の中で、くり返し歌うことで集中して曲を覚えていこうとする学生たち。
そして実際の本番での姿が、こちらです。

(撮影:bozzo)

(撮影:木村護)

(撮影:木村護)

(撮影:木村護)

(撮影:bozzo)

(撮影:bozzo)
真剣な人たちは美しいなと写真を見るたびに感じます。
クライマックスになればなるほど、
彼らの集中した時のその眼差しの強さや、底知れぬ体力に驚かされました。
何せ、休み時間すらも駆け回っているのです・・・!

(撮影:出演者の学生)
(※無論大人たちはキッパリ休むか仕事に追われるかでした)
そして、合唱シーン稽古の他にも、
いつも通り最初の自己紹介シーンから順番に稽古を進め、
シーン合間の「繋ぎ」にあたるシーンや、大胆変更を行った部分を稽古しました。
彼らの様子を見つつ、最後まで改善を加えようということで、
この日、後半に来る「冬物語」の構成を大胆に変えたのです。
(説明を加えた後、講師も入って体現しつつ、実践)
それでもなお、真っ直ぐに創作してくれた彼ら。
彼らのそんな姿勢が、WS時間の前後に行っていた講師達のミーティングの活力となっていたことは、
言うまでもありません。

(撮影:出演者の学生)
続きまして、次回は7月22日。
小屋入り(劇場入り)前日の模様をお届けします!
※写真の下に撮影者の名前が記載されていない写真は、講師または参加した演劇部の顧問の先生方が撮影してくださったものです。