第3回公演『女神のパーティー』

あー、女神になりたい。

日本人の平均寿命は、世界第1位らしい。なんてめでたい人種なのだ。
やったね、やっほー、と喜ぶのもつかの間、とっくに寿命が来て一生を終えてしまう。
そんなのイヤだ! って叫んだって、諸行無常の響きあり、って気取ったって、人間は必ず死ぬ。
いくら世界一長く生きられるからといって、人生たったの90年。
この先、家族は、日本は、世界は、地球は、どうなるのだろう。
私たちには、知る術もない。
がっかりしていたら、途方もない考えが浮かんだ。

女神になればいい。

女神になれば、地球の未来を、宇宙の果てを、見届けることができる。
でも、どうすれば女神になれるのだろう。
人間は、女神になれないのだろうか。
そもそも、女神って何者なのだ。

頭を悩ませていたら、突然空からパーティーの招待状が降ってきた。
「私たちとお茶しませんか? 女神一同」

過去公演にも登場した音楽のエッセンスを大きく取り上げ、エリック・サティのジムノペディとピカデリーの2曲を独自の楽器編成で演奏。<鮭スペアレ>における音楽の役割が更に飛躍した公演。

作・演出

中込遊里

上演日時

2008年2月25日~2月26日(全4回公演)

会場

MUSICASA

出演


アマテ(アマテラス):有布
石井チェル子(イシチェル):宮川麻理子
カーリー(刈屋妙子):清水いつ鹿
お駿(オシュン):相葉香月
ペレ:中込遊里
お客:釜野真希
鮭スペアレ音楽隊(うさぎとねこ)

スタッフ


宣伝美術:有布