第8回公演『雪月歌』

気が付くと男は海の中にいた。
どうやら男は海にのまれて海中にやってきたらしい。

男は悩む。
なぜ自分は海にのまれなければならなかったのか。
なぜ志半ばで死ななければならないのか。
自分にはなんの罪があるというのか。

生と死の境目の男は、幻なのか、記憶の発露か、
海中で3人の女たちと出会う。

クラゲ(海月・水母)、マリンスノー(海雪)などの
モチーフが散りばめられた幻想的な海中が舞台。

人の生きられぬ世界にこそ生きる命たちを前にして、
いかにして人は自分の生に向き合うのか。

命の根源である海の中で、
海雪の一粒となって消えていくまでの男を描く、
鮭スペアレ版・鎮魂歌。

作・演出

中込遊里

上演日時

2011年12月8日~12月11日 全5回公演(上演時間90分)

会場

ザムザ阿佐谷

出演

男:久世龍五郎
蛇女:清水いつ鹿
妊婦:林みなみ
母親:宮川麻理子
姉:山本裕子
妹:角智恵子
幼馴染:江黒仁美
踊り子:片ひとみ
ウタイ:葉湖芽
ウタイ:中込遊里
某太郎(ウツボ兄):小暮裕介
某次郎(ウツボ弟):中江俊介

演奏

マンドリン/トランペット/シンセサイザー:佐々木邦夫
バイオリン:石渡響子
フルート/ピッコロ:西方俊介
パーカッション:松岡祐子
パーカッション:片山貴志
パーカッション:本間馨
ギター:江藤英治
ベース:白井則行
ベース:永森孝之
サックス:山本裕子
アコーディオン:木村淑子
ピアノ:五十部裕明

スタッフ

作・演出・振付:中込遊里
音楽:五十部裕明
ドラマトゥルク:宮川麻理子
照明:太田奈緒未
舞台美術:松岡祐子・松原このみ
宣伝美術:有布・飯塚世奈
写真記録:塚田史子
映像記録:宮野光輝
制作:大村みちる・松本いろは