“貪りつくせ　このせかい　謳歌しろよ　このからだ”

登場人物は思春期を迎えた１０代の男女。彼らは生の象徴。学校へ行く。遊ぶ。2010年の若者の普通の日常。その中に埋もれるように、一人の少年と一人の少女が静かに“その時”に向かって動いている。ほとんど無意識に。

“その時”、夜の校庭。二人は初めて、尚且つ当然決められたこととして出会う。二人は校庭に穴を掘り、深く、深くへもぐっていく。時間を止めるために。時間を止めて、総ての静寂の中で、確認するのだ。お互いの鳴り響く心臓の鼓動を。私たちの生きるただひとつの証を。

ヒトを取り囲むせかいのすべてと、ヒトに唯一与えられた肉体を相手に凛々しく生きる、ヒーローとヒロインの物語。

作・演出

中込遊里

日時

2011年4月21日～4月24日　全５回公演（上演時間７０分）

会場

シアターイワト

出演

有布
宮川麻理子
清水いつ鹿
林みなみ
小暮裕介
斎藤伶佳
上岡遼二
鰺坂万智子
片ひとみ
中込遊里

演奏

コントラバス：前田治

ギター：平野良昌
アコーディオン：木村淑子
バイオリン：鳥居舞子
パーカッション：小林寛

ピアノ：五十部裕明
マンドリン：佐々木邦夫
パーカッション：向田早希

パーカッション：松岡祐子
謡：吉澤可奈子
謡：中込遊里

スタッフ

制作：大村みちる・松本いろは・横山徹
音楽：五十部裕明
照明：太田奈緒未
宣伝美術：有布